Q
社会人入学生はどれくらいいますか?
A
全体の5%(全学科では20人位)です。
Q
社会人入学生の年齢層はいかがですか?
A
20代~40代と幅広いです。自身の子育てをきっかけに保育の学びに興味を持って入学される方も多いです。
Q
就職先はどうですか?
A
こども発達専攻では、就職先のほとんどが保育所や認定こども園・幼稚園などで、就職率も現役の学生と変わりません。
Q
入学までをどのように過ごせばいいですか?
A
こども発達専攻では、保育士証や幼稚園教員免許状を取得するための授業時間数の関係で5時限(17:55)まで授業のある日が多く、時間外の課題もよく出るので、2年間は勉学に専念できるように態勢を整えておくことが望ましいでしょう。
Q
社会人入学生を対象とした奨学金は人数制限やその他の基準はあるのですか?
A
人数の制限や基準はありません。社会人の方ならどなたでも申し込めます。
Q
働きながら資格を取得したいのですが可能ですか?
A
長期履修生制度がありますので、2年間の教育課程を最大4年間まで延長できます。その際の授業料は、2年間分の授業料が4年間に分割されます。ただし、受験前にその計画を申し出ていただきます。
社会人からのメッセージ
《本学に入学するまで》
A:まず、本学に入学前はどれくらい働いていましたか?
Bさん:短期大学を卒業して、そのままそこの事務職員として6年間働いていました。
Cさん:私は他の四年生大学を卒業後、取得のための専門学校に行ったり、海外にも行っていました。営業事務や雑誌での英文和訳なども行っていました。
A:そうした生活から一変して、大学で保育士・幼稚園教諭をめざしたのはなぜでしょう?
Bさん:事務職員として働いていく中で、自分が何をしたいのかを考えるようになり、昔の夢の一つだった保育士か幼稚園教諭になりたいと思うようになり、学びなおしを決意しました。
Cさん:子育てを経験して、保育士の方の仕事を見て、すごい職業だなと尊敬する機会がたびたびありました。私自身ももう一度働こうと思った時、何か資格をと考え、子どもにかかわる保育士の仕事が真っ先に浮かび、仕事内容を調べるなどして決めました。
A:通信教育や国家試験の受験による資格取得もありますが、それは考えなかったのですか?
Bさん:こちらの短期大学では社会人入試での学力試験がなく、長いブランクで不利になることがないという安心感と、やはりきちんと通って資格を取ることを考えました。あと、通学に便利ということもありますね。
Cさん:私は、年齢的に余裕がないと感じていたので、2年間で保育士と幼稚園教諭の両方が確実に取得できる方法として、短期大学を選びました。
《昭和学院短期大学を選んだわけ》
Cさん:社会人のための奨学金制度がありますね。2年間の学費のほとんどはそれで支払いました。家庭があり、学費の面はとても助かりました。
Bさん:私は自分で入学金も授業料も用意したのですが、無理なく支払える範囲の大学を考えました。しっかりと学べば、2年間で保育士と幼稚園教諭が両方取得できることも惹かれました。それと、先ほど言ったように、通学の便利な点も大きかったです。
《実際に入学してみて》
A:そんな思いの中で、本学に入学していかがでしたか?
Bさん:年齢差という不安はありましたが、同じ目標を持つ学生に囲まれたので、2年間で集中した学びになりました。
Cさん:勉強量は思った以上に多かったのですが、今までの子育て経験を勉強にも活かせたと思います。また、良いクラスメート・先生方に恵まれて、とても楽しく過ごせました。
Bさん:私もクラスメートや先生に恵まれたと思います。先生方には色々と相談に乗っていただけましたし、すごく距離が近いと感じましたね。
A:保育実習・幼稚園実習と、外部での実習がかなりありますが、困ったことはありませんか?
Bさん:まずはピアノ。私はピアノが苦手で大変でした。もっとしっかり練習すればよかったなと反省しています。
Cさん:私は、子育て経験があるので、大学での学習と合わせて、実習に臨めました。ただ、私よりもお若い保育士さんに指導を受けるので、私自身よりも、保育士さんの方がやりづらそうな雰囲気でした。こちらから、指導していただくという気持ちでいる姿勢が大事だと感じました。
Bさん:確かに、年齢の問題はありましたね。指導してくださる先生の方が私よりも若いことが多く、普通の実習生よりも、お互い、気を遣っていたかもしれません。ですが、Bさんがおっしゃるように、私たちの方で、教えていただくという態度や気持ちがしっかりしていれば、大丈夫ですよね。
Cさん:20歳の学生には20歳の学生の、私には私の良いところがそれぞれあるので、自分の良いところを活かして、子どもと共に成長する気持ちがあれば、実り多い実習になると思います。
A:年齢差という話が出ましたが、行事への参加で困ったことはありませんでしたか?
Bさん:体育祭や学園祭で、特に年齢差を感じたことはありません。むしろ、こうした行事を通して、他の学生と親しんでいけたと思います。社会人として入学したからこそ、むしろ自覚して行事にも参加できました。
Cさん:私も特に困った点はありません。子育てがあったので、研修旅行に参加できなかったのは残念ですが、色々な行事で、クラスの学生とも仲良くなれたと思います。
《就職活動について》
A:お二人は夢の実現ができたわけですが、就職活動は苦労しましたか?
Bさん:やはり年齢的に不利であると自覚していたので、誰よりも早く就職活動を始めた結果、クラスで一番最初に内定をいただくことができました。面接でも年齢の点に触れられましたが、社会人経験のある年長者だからこそ、教員間や保護者とのかかわりの中で、うまくやっていけるとアピールしました。実際、採用が決まった時も、まとめ役の部分を期待していると言われました。
Cさん:私は、子育てといった条件などもあり、じっくりと探しました。他の学生が決まっても、自分に合ったところが必ず見つかると信じて、根気強く探しました。その甲斐あって、通勤時間が非常に短く、社会人入学生をよく理解してくださる園に内定をいただけました。
Bさん:私は現在、育児休暇に入っています。自分の子どもを育てて初めてわかることも多く、Cさんのように子育て経験のある方が、保育士として求められているという面はありますね。
A:ありがとうございました。