?例年になく寒い春を体感していたところ、5月の連休から気温も一気に上がり、初夏がやってきたようなこの頃です。
新年度を迎えてから1カ月がたちました。この間、1年生の皆さんはフレッシュマンセミナーで房総の大房岬のほうに出かけ、2年生は生活文化専攻は台湾へ、人間発達専攻とヘルスケア栄養学科は沖縄に、それぞれ研修旅行に出かけました。皆さん研修を終えて元気に帰ってこられ、学内はまた元の活気が戻ってきました。
?1年生の皆さん、1泊2日のセミナーはいかがでしたか。
? 途中訪れた川村美術館、そして青い海と緑豊かなホテルで、身も心もリフレッシュされ、新しい友人や先生方と一緒に有意義な時間を過ごされたことと思います。学内ですれ違う皆さんから「おはようございます」と元気なあいさつと笑顔が返ってくることが多くなり、大変うれしく思います。きっとこれも研修の成果の一つでしょう。
この2年間は自分を磨く期間です。大人として、社会人として輝いていただくための第1歩は「挨拶」ですね。
「笑顔で挨拶」はコミュニケーションの扉をたたく「ノック」の役目を果たしているのです。
学科専攻ごとにその特色を生かした体験ができたのも、このセミナーならではのことと思います。生活文化専攻は、フラワーアレンジメント作り、こども発達専攻は、乳牛の搾乳体験、ヘルスケア栄養学科は房総の郷土料理、祭りずし(太巻き寿司)の体験。「百聞は一見に如かず。」何ごとも体験してみてはじめてわかると言える貴重な体験でしたね。
2年生も3泊4日の旅でそれぞれ見学と体験をたくさん味わってこられたことでしょう。
生活文化の2年生は台湾の歴史や生活文化を見聞きして、小龍包つくり体験、台湾のアパレル工場の見学、實践大学の学生たちとの国際交流など実り多い研修でしたね。
人間発達専攻では青い海の南の島、沖縄を訪ね、歴史・文化に触れるとともに、現地の保育園を訪問し、保育園のこどもたちとの交流の機会をもつことができました。日本の米軍基地の75%が沖縄にある現状、普天間基地の移設問題でも揺れる昨今、沖縄の人々の苦しみも少しはわかってあげられたのではないでしょうか。
ヘルスケア栄養の2年生も同じ沖縄でしたが、研修のコンセプトは発達専攻とは少し異なり、長寿の国沖縄の食文化や健康について研修する旅でした。沖縄料理の実習体験や食材の研究などが盛り込まれた研修スケジュールは、栄養士を目指す皆さんにふさわしい内容でした。このたびのそれぞれの学科専攻で吟味に吟味をかさねた研修内容は、一般の観光旅行では味わえない密度の濃いものだったと思います。
5月のゴールデンウィークも終わり、落ち着いて学業に励む時期が到来しました。2年生は卒業に向けて、単位をとりこぼすことなく、着実に努力してほしいと願う一方で、就職試験も中盤に差し掛かっていますので「就活」も頑張ってほしいとおもいます。
まだ全く動いていない人はいませんか。景気は依然厳しい状況ですが、少しずつ回復の兆しもみえています。
「就活」には自分自身のさまざまな準備と就職先の研究が不可欠です。
「待ちの姿勢」ではなく、「開拓する意気込み・熱意」をもってあたってほしいものです。
先生方とともに、皆さんの「就職活動」を心より応援しています。 (5月7日)