全体の5%(20人位)です。
20代、30代を中心に60代の方もいるなど幅広いです。
ヘルスケア栄養学科の場合、就職先に関して一般学生と変わりません。
委託企業や保育園・病院などへ就職しています。
前歴によっては経験を考慮してもらい給与に反映してもらっているケースも有ります。
ヘルスケア栄養学科のカリキュラムでは化学や生物の基礎知識が必要になります。
前もって高校の教科書などで復習しておくといいですね。分からないところはどこか、理解しづらいところはどこかを知るだけでも、入学後の専門基礎科目「化学」「生物」を学ぶときに役に立つと思います。また入学前課題も出ますので、栄養士への理解を深めていただきたいと思います。
人数の制限や基準はありません。社会人の方ならどなたでも申し込めます。
長期履修生制度がありますので、2年間の教育課程を最大4年間まで延長できます。その際の授業料は、2年間分の授業料が4年間に分割されます。ただし、受験前にその計画を申し出ていただきます。
社会人からのメッセージ
《栄養士を目指したきっかけ》
A :お二人はなぜ栄養士になろうと思ったのですか。
Bさん:前職のときに、子供たちに食事情報を提供するベジキッズというイベントがあって、そのときに正しい食の知識を持ちたいと思って栄養士を目指しました。
Cさん:以前、沖縄に住んでいたときに”長寿の国”といわれているのに、実際にはメタボの人が多く”食”に興味を持ちました。また、その後千葉に帰ってきて来てから父が脳梗塞で倒れて食事療法が必要になり、本格的に勉強してみようと思いました。
《昭和学院短期大学ヘルスケア栄養学科を選んだわけ》
Bさん:仕事を離れて勉強しようと思っていたので2年間、と決めていました。家からも近いこともあり、昭和学院に決めました。短大で栄養士免許がとれるところは探してみると意外に少なかったのですが、近くにあったことはラッキーでした。
Cさん:昭和学院では2年間で栄養士と栄養教諭の2つの免許を取れることが魅力的でした。
A :お二人とも栄養教諭のカリキュラムを履修されていましたね。どうでしたか。
Cさん:普段は子供とあまり交流する機会が無いので、よい経験になりました。今後栄養士として働く中で必要になるコミュニケーション力を養えたと思います。
Bさん:私もそう感じています。
《入学するにあたっての不安》
A :入学するまえに不安な点はありませんでしたか。
Bさん:他の学生たちと年齢差があるのでうまくやっていけるか、とは心配していました。でも、みんな接しやすくてうまくやれたと思います。
Cさん:私は2年間、勉強に専念したかったので金銭面での不安が大きかったですね。それと自分は高校時代からずっと文系だったので”化学”などの教科についていけるかと不安がありました。
A :Cさんは入学前に、学校に来てやはり理系科目については「理系科目から離れて時間も経っているけど、大丈夫か」「どの程度の知識が必要か」などよくリサーチをしていましたね。そのときちょうど応対したのが私だったので良く覚えています。実際に入学してからは、どうでしたか。
Cさん:カリキュラムの中で基礎的な化学や生物を取り入れてくれているので、理解しやすかったです。それと、分からないことは、丁寧に教えてくださったので助かりました。
A :社会人入学者だけでなく文系科目を中心に取ってきた高校生にとっても化学や生物などは理解するのが難しい教科ですね。そういう学生の声が多く聞かれるようになり、本学では『基礎の科学』という専門科目を平成22年度より新設しました。よく理解してもらえるように栄養学科全体で日々、努力を続けています。
さて、金銭面での不安もあったという事ですが、そちらはどうでしょうか。
Cさん:本学は社会人向けの無利子の奨学金があったので助かりました。アルバイトをしないですんだので勉強に集中できました。
《学校行事について》
A :本学では学校行事に力を入れています。体育祭や学園祭はどうでしたか。
Cさん:楽しかったですね。クラスTシャツを着たり、普段教室では見られない姿を見られたり、とにかく楽しかったですね。
A :沖縄研修旅行(現在は北陸研修旅行)はどうでしたか。
Bさん:楽しかったですね。料理教室で沖縄料理を勉強できたし・・・
Dさん:沖縄ではどんな料理を作ったのですか。
Cさん:地元ではテレビに出るようなお料理学校で、地元の先生が伝統的な沖縄料理の作り方を教えてくれました。私は沖縄に住んでいたこともあるのでどうなのかな、と思っていたのですが、有意義だったですね。世代の違う学生と4日間を過ごし、その中でじっくり話せていろんな勉強にもなったと思います。
《就職活動について》
Cさん:就職活動は、自分が現役の学生と区別されるのかなどの不安がありましたが、面接のときも採用に当っても社会人という事を特に意識することなく、現役学生と同じように扱ってもらえました。それはすごく良かったです。
Bさん:私の場合は、前の仕事のことも聞かれたのですが、それはそれで話しやすかったので良かったです。
Dさん:社会人学生の就職ってどうするのか。学校のシステムはどうなっているのか、を知りたいのですが。
A :社会人学生の就職活動は現役学生と同じですね。現役学生と同じように求人票をみて、一緒に就職試験を受けますからね。そこに特別な差はないです。
Dさん:私は就職活動というものをしたことが無くて・・・。
Bさん:私もそうでした。
Cさん:私もそうでした。
A :本学では、就職課とクラス担任が就職活動をサポートしていますが、就職活動をしたことがなかったという中で、お二人の就職活動はどうでしたか。
Cさん:担任の先生は対応が早いので不安を感じずに、就職活動を行なうことが出来ました。メールなどの返事も早くて、何でも相談できる感じでした。十分に会社に関する調査をし、1社ずつ就職試験を受けていくスタイルは、腰を落ち着けて挑むという面では有利で、逆に面接慣れとかの面で不利かなって思うけど、就職決定には影響は無かったですね。とにかく担任制度は最高です。
Bさん:私も担任制度はいいと思います。
Dさん:内定もらうまで何社くらい受けましたか。年齢的なものも含めて不利だと感じたことはありますか。
Bさん:2社です。
Cさん:1社です。不利と感じたことは無いです。
Dさん:会社訪問やOB訪問はしないのですか。
Bさん:しなかったですね。
A :本学の教員は卒業生とのネットワークが取れていて、多くの情報が寄せられています。学校に情報を持ってきてくれたり、メールで連絡をしてくれたりします。担任の先生や他の先生たちによく話を聞くことが一番いいのではないでしょうか。
Dさん:以前に在学していた大学は就職課が中心でしたが、就職課+担任制度はいいですね。普段の様子を見ていてくれてその上で的確なアドバイスをしてくださるので、いいと思います。昭和学院短期大学の就職率の良さの秘密を知った気がします。
A :みなさん、ありがとうございました。